発熱しまくり

2018年6月某日。
造血幹細胞移植から数日経過。
このまま順調に生着までいければよいのだが、やはりそうは問屋が卸さない。
移植を終えて3日後あたりから、高熱にうなされる日が続いた。
酷い時は39℃台まで上がるときもあり、こうなると何もやる気がせず、ずっと寝たきりで1日を終えることもあった。
抗生剤の種類や量を増やしたりしたものの、状況はあまり好転せず。
やはり高熱の原因である、菌の感染源を突き止めなければならない。

で、この頃首のCVカテーテルを入れている辺りが赤く腫れてきており、どうもここから菌が入り込んでいる様子。
CVカテーテルは太い静脈に入るので、薬や点滴を身体に満遍なく行き渡らせるにはいいのだが、その代わり悪い菌が入り込むというデメリットもある。
ということで、感染源であるCVカテーテルを抜いて、腕から点滴のルートを取り直すことに。
しかし、ただでさえ自分の腕は静脈が分かりにくく、採血や点滴のルートを取る時に苦労するのに、今は抗がん剤の影響なのか、あるいは運動不足で腕が細くなってしまったせいか、さらに取りにくい状況に。
しかも、最低2本はルートを取らないと、必要な点滴や薬を入れることができない。
ということで、いつもは研修医の先生が担当する点滴のルート確保だが、今回は主治医…もちょうど休暇中なので、代理の担当の先生が担当することに。
ただ、やはり腕は厳しいとのことで、当初は左手の甲から取ろうとしたが失敗。
結局、右手の甲に2本並列に並べる形でルート確保。
DSC_1895.JPG
後日点滴セットしに来た看護師さんが皆感心していたので、なかなか難しいのだろう。

数日すると熱も下がってきて、やはりCVカテーテルが原因だった模様。
ただ、やはり利き腕、しかも手の甲に点滴があるのは何かと不便だし、しかもCVカテーテルは3本点滴のルートがあるのに対し、2本しかないので、毎日数多く入れる点滴や抗生剤、輸血が結構時間かかるようになってしまった。
そこで結局、3日目くらいで再度首にCVカテーテルを入れることになった。

ところでCVカテーテルを入れると、正しく静脈に入っているかどうか確認するため、レントゲンを撮る必要があるが、まだ免疫力が回復していないので無菌室から外に出ることができない。
どうするのかと思いきや、ポータブルX線撮影装置というのがあり、それを無菌室に運び入れて撮影するという。
斯くしてレントゲン技師さんが運んできたのは、小型のフォークリフトのような機械。
荷物を載せるフォークの代わりに、アームと、その先端に撮影機器が付けられている。
ベッドを起こし、背中に板を入れ、正面から撮影するというわけだ。
何でも、寝たきりの患者さん等、ベッドから動けない人のレントゲンを撮影する際に使われているという。
こんな機械があるとは知らなかったなぁ。

撮影を終え、CVカテーテルが正しく静脈に入っていることを確認し、点滴を付け直して腕からルートを抜いた。
その後も37℃台まで熱が上がることがあるものの、それ以上上がることは無くなってきた。
こうなってくると身体を起こすのもラクになってくる。
このまま高熱を発することが無くなるといいのだが。

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