引きこもりはつらいよ

2018年2月6日。
普段はアイソレーターという、ベッドの頭部側を簡易的な無菌室にする機械のビニールの中で過ごし、食事やトイレ、シャワー等の時だけアイソレーターから出る、という生活が続いている。
個室とはいえ若干プライバシーは保てない面はある(お医者さんや看護師さんがのべつ幕なしにやってくる)が、食事は3食看護師さんが持ってきてくれるし、眠たければいつでも寝られるし、テレビも(テレビカードがあれば)見放題だし、何時間もゲームやPCやってても妻から怒られることもないし、肝心のお金は保険の給付金で何とか賄えそうだし、正に夢の引きこもり生活…のはずなのだが、だんだん苦痛になってきた。

何しろ人と接するのは、お医者さんや看護師さんを除くと、共有スペースに行った時に出会う他の患者さんくらいで、それもなるべくアイソレーターから出ないように言われているので、そんなに長話することができない。
せめて気晴らしに散歩でも、と思っても、病室のあるフロアから出ることは原則禁止なので、できることといえば、運動不足解消がてらフロア内の廊下をグルグル何周か歩き回るくらい。
それでも妻や息子が来てくれれば、他愛もない話をして気を紛らわせることもできるのだが、息子がインフルエンザに罹患したため、しばらくはそれもままならなくなってしまった。
スマホという21世紀の文明の利器があるので、テレビ電話を使って顔を見て話ができるだけでもまだマシではあるが、それでもやはりリアルに会って話をした方が何倍も楽しい。

自分は昔からそんなに人付き合いがうまい方ではないし、よほど波長が合う人とでなければ、一人でいることの方が好きだったので、今はとても理想的な環境であるはずなのだが、そんな自分ですら苦痛を感じるということは、やはり人間は本質的には誰かと接し、群れることを好む生き物なのかも知れない。
逆に言えば、ガチな引きこもりを何ヶ月、何年と続けられるのは、やはり精神的な面で病気なのであり、さっさと病院行った方がいいのだろう。
自分も10代の頃、しばらく引きこもりだったことがあるが、今思えばやはり精神的に病んでいた気がする。

そしてフリーランスになった当初、通勤時間なんて無駄の最たるもの、在宅勤務こそ理想だ、などと考えていたが、自分には在宅勤務は向いてないのかも?と思い始めた。
やはり外に出ることで気分が仕事モードに切り替わるし、また周りに同僚がいることで、何かしら刺激を受けたり緊張感を持てるからこそ、仕事ができていたのかも知れない。
去年の11月までは自宅から自転車で10分程度のところで仕事していたのだが、それくらいで通えるところにオフィスがあるというのがが自分にとって理想的な環境のような気もしてきた。
もっとも、今は締め切りに追われるような状況ではないから、そんなことを考えるようになっただけで、もし仕事するようになったら「やっぱり在宅がいい!」とか言い始めるような気もするが。

何にせよ、早く退院したいところだ。

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